一戸建てやマンションなどの不動産を一括購入するのは、知識がない状態で臨むには不安が大きくリスクも高くなります。
しかし一括購入は金銭面のメリットが大きく、知識を身につけたうえで資金があるのであれば良い選択肢といえるでしょう。
今回は不動産を一括購入する場合の流れや注意点をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
不動産を一括購入するメリットとは
不動産を一括購入する場合、住宅ローンとの違いがもっとも分かりやすいのは金利や手数料の有無でしょう。
基本的にマイホームなどの不動産購入は高額のため、ローンの年数が30年など長期間にわたるケースがほとんどであり、その分金利がかさんでしまいます。
長い目で見たとき、金利分のお金も合計すれば高額となり、その分のお金を別のことに回せることを考えると、一括購入は大きなメリットといえるでしょう。
また手続き面においてもローンのために審査を受ける必要がなくなり、スムーズな購入が可能です。
不動産の一括購入における注意点
上記のように金銭面のメリットが大きい一括購入ですが、住宅ローン控除を利用する場合は必ずしも一括のほうがお得とは限りません。
住宅ローン控除とは、借り入れ期間10年超、床面積50㎡以上、中古住宅の場合は築20年未満であることといった条件を満たした住まいを購入すると適用されます。
確定申告をすることで所得税の控除を受けられるため、近年のマイホーム購入を後押しする一因となっている制度ですが、これは一括購入では適用外になります。
また、手元にあるまとまった金額が一気になくなるため、急な入院や出産などのライフイベントに対する貯金が残りづらいのもデメリットです。
現金で不動産を一括購入する際の流れや諸費用
現金による不動産の一括購入は、購入申し込みをした後、売買契約時に手付金を支払い、その後残代金を支払えば完了です。
手付金の支払いと残代金の支払いを同時におこなうことも多く、早ければ一週間で物件の引き渡しが終わります。
必要な書類もローン時に比べ少なく、本人確認書類、住民票、印鑑証明書などで、銀行引き落としの場合は通帳やキャッシュカードが加わる程度です。
購入以外にかかる費用には登記費用、印紙代、固定資産税・都市計画税の日割金などに加え、マンションなら管理費や修繕積立金の日割金、火災保険の費用などがあります。
まとめ
今回は不動産の一括購入におけるメリットや注意点、引き渡しまでの流れや諸費用などをご紹介しました。
一括購入はメリットも多いですが、控除などの制度を利用する機会がなくなることもあるので、判断に迷う方は不動産会社に相談してみましょう。
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