一戸建て住宅では断熱性能が重要です。
断熱性能の大部分は、窓で決まることをご存じでしょうか。
また、一般的なアルミサッシと最新の樹脂サッシとの違いはどのような点なのでしょうか。
この記事では、注文住宅を建てよう、リフォームをしようとお考えの方向けに、窓の断熱性能の比較についてご紹介します。
【窓の断熱性能比較】アルミサッシの特徴
アルミサッシは住宅に用いられる一般的な窓サッシで、軽量で強度や耐久性に優れ、錆びや腐食にも強い素材です。
コストが安く、軽いので日々の窓の開閉操作が楽なことがメリットですが、熱が伝わりやすいアルミの性質から断熱性能が低いのがデメリットです。
近年、新築住宅に対して省エネ性能が求められ、アルミサッシの採用が減少していく傾向にあります。
【窓の断熱性能比較】樹脂サッシの特徴
樹脂は、塩化ビニール樹脂とも呼ばれ、フライパンの取っ手などに使用されている素材です。
その樹脂をフレームとして利用している窓を樹脂サッシといい、断熱・気密性が高いため、海外の寒冷地を中心に普及しています。
熱を伝えにくい樹脂の特徴から、アルミサッシを使用した家に比べ、室内温度が夏場は低く冬場は高くなり、結露が生じにくいメリットがあります。
そのため、省エネ効果が期待でき、光熱費の削減が可能です。
さらに、防音効果に優れ、さまざまなデザインに対応できる樹脂サッシですが、窓の開閉時に重みを感じる点はデメリットです。
また、アルミサッシに比べ紫外線に弱い特徴もありますが、耐用年数は環境やメンテナンス次第で30年ほどまでのばせます。
【窓の断熱性能比較】複層ガラスの特徴
複層ガラスとは、2枚以上のガラスで空気層を閉じ込めた窓ガラスのことで、2枚のガラスで構成されたものがペアガラスです。
現在では、さまざまな複層ガラスが登場し、その性能は年々向上しています。
なかでも、高気密高断熱住宅の建築に欠かせないトリプルガラスが注目され、日本の住宅への採用が増えています。
トリプルガラスとは、ペアガラスにガラス1枚を追加し、さらにガスを封入した層を加えたものです。
トリプルガラスの断熱性の高さは、冷暖房費用を抑えられ、省エネ性・電気代の節約にもつながります。
温度差により起こる結露ができにくく衛生的な状態を保て、その強度から高い遮音性・防音性・防犯性にも優れています。
デメリットとしては、厚みがあり重たい点、価格が高い点が挙げられるでしょう。
まとめ
この記事では、一般的なアルミサッシ窓・最新の樹脂サッシ・近年性能が向上している複層サッシの断熱性能についてご紹介しました。
それぞれのメリットとデメリットを知ったうえで、住宅を建てる土地やリフォーム予定の住宅に適した断熱性能の製品を選びましょう。
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