「リースバックを利用したいけど、トラブルが発生しないか心配」と感じる方がいるかもしれません。
リースバックを利用すると、引っ越しの手間を省けるなどのメリットがありますが、当然デメリットも存在します。
この記事では、リースバック利用時の注意点、よく発生するトラブル事例、トラブルを避けるための対策をご紹介します。
リースバックを利用する際の注意点
リースバックとは、今住んでいる住宅を売却して、賃貸物件として住み続けられる仕組みを指します。
同じ住宅に住み続けられますが、賃貸物件として住むため、家賃の支払いが必要です。
また、買取価格の相場が、同じ条件の物件よりも安くなってしまう点には注意しなければなりません。
リースバック後の買い戻しは可能ですが、買戻価格はリースバックの売却価格の1.1~1.3倍になってしまいます。
同じ住宅に住み続けられるとはいえ、賃貸期間には2年などの制限が設けられているケースが多いため、注意点として覚えておきましょう。
リースバックでよく発生するトラブルの事例
よく発生するトラブルの1つが、高額な家賃による支払い滞納です。
3,000万円の住宅をリースバックした場合、毎月の家賃相場は25万円と言われているため、資金計画をしっかり立てる必要があるでしょう。
また、前述したとおり、買戻価格は売却価格よりも高額に設定されています。
買い戻す予定でリースバックを利用したものの、最終的に買い戻しできなくなってしまう事例が良くあります。
住宅の所有権を手放した以上、住宅をどう運用するかは買取業者の自由です。
買い戻す前に勝手に売却されるケースもあり得るでしょう。
リースバックで発生するトラブルを回避する対策
トラブルを回避するための対策として、まず契約書を入念にチェックするようにしましょう。
たとえば、賃貸契約の内容が「普通賃貸借契約」の「定期借家賃貸借契約」どちらなのかは重要な要素です。
定期借家賃貸借契約の場合は、契約満了後の更新がなく、部屋を退去しなければなりません。
また、取引が適正価格でおこなわれているのかを良く調べてから売却する必要があります。
自身で価格相場を理解しておけば、安く買い叩かれるリスクを減らせるでしょう。
家賃の滞納をしないためにも、賃貸契約期間中にしっかりと支払いをおこなえるのか、手を動かして計算することも重要です。
まとめ
リースバックは、買取価格が安く、買戻価格が高い特徴があります。
家賃支払いの滞納・買い戻しできないなどのトラブルが発生するリスクがある点には、注意しなければなりません。
リースバックを利用する際は、記事を参考にしっかりと資金計画を立てましょう。
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