住宅ローンには、親子リレーローンのように不動産を所有する方の関係性や事情に最適な商品もあります。
ただし注意点を知らずに契約してしまうと後悔する可能性があるため、特徴をしっかり把握しておくことが大切です。
そこで今回は親子リレーの住宅ローンとは何か、メリットやデメリットについてもご紹介します。
親子リレーローンの仕組み
親子リレーローンとは2世帯で住宅ローンの返済をおこなうのに適した仕組みのことで、子どもと親がペアで借り入れできます。
先に親が返済をおこない、親が定年退職をしたり病気で返済が難しくなったりしたタイミングで子どもが返済を継続します。
高齢で住宅ローンを利用できない、子どもだけの収入では審査にとおらない可能性があるなどの不安がある方におすすめです。
親子リレーローンを利用するには親の年齢が満70歳未満でなければならない、親子ともに収入が安定していなければならないなどの条件があります。
ほかにも同居中もしくは同居予定でなければならない、子どもが団体信用生命保険に加入する必要があるなどの条件もあるため、検討中の方は事前に確認しておきましょう。
親子リレーローンを契約するメリット
親子リレーローンは、返済期間を長く設定できるメリットがあります。
返済期間を長く設定できれば毎月の返済額を少なくすることが可能で、生活に余裕が生まれやすくなります。
また審査を受ける対象が親と子の2名になるため、借り入れ可能額を増やせる点も嬉しいポイントです。
子どもだけの収入では希望の融資を受けるのが難しいケースでは、借り入れ可能額を増やすことによって理想のマイホームを購入する可能性が広げられます。
親子リレーローンは、契約者である親と子ども2名が住宅ローン控除の対象となるメリットもあります。
1名で融資を受ける場合は21万円の節税になりますが、親子リレー住宅ローンの場合は対象者が2名になるため、42万円の控除を受けることが可能です。
ただし控除を受けるにはいくつかの条件を満たさなければならないため、適用されるかどうかを事前に確認しておきましょう。
親子リレーローンの注意点
親子リレーローンは親の返済期間であっても子どもが連帯債務者であることには変わりないため、子どもが新たな借り入れを申し込みにくくなるデメリットがあります。
将来的に引っ越す予定がある場合は契約しても問題ないかを慎重に検討しましょう。
また、親が亡くなったり病気になったりした場合に子どもが予定よりも早く返済をスタートしなければならないリスクもあります。
団体信用生命保険に加入できるのは子どもだけなので、万が一のために親も生命保険を加入しておくなどの対策が必要です。
まとめ
親子リレーローンは1名で申し込むタイプの住宅ローンと返済期間や利用条件が異なるため、商品の仕組みを把握しておくことが大切です。
将来的なリスクもふまえながら注意点についてもリサーチし、自分や親にとって最適な選択なのかどうかを考えましょう。
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