マイホームの購入を検討していると、長期優良住宅といった言葉を目にすることがあるかと思います。
しかし、長期優良住宅がどんな住宅を指すのか、詳しくはわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、長期優良住宅とはなにか、購入することのメリットやデメリットについてご紹介します。
長期優良住宅とは
長期優良住宅をわかりやすくいうと、長期間にわたって優良な状態で使用するための措置がおこなわれた優良な住宅です。
多くの優良な住宅をつくり、手入れしながら長く大切に使うことを目的に、2009年から長期優良住宅の認定制度が始まりました。
認定を受けるためには、劣化対策、耐震性、維持管理、バリアフリー性、省エネルギー性などを含めた9項目で基準を満たす必要があります。
長期優良住宅の認定条件をクリアして認定された場合、税の優遇措置や補助金の支給などを受けられるといった金銭面のメリットが多くあります。
長期優良住宅を購入するメリットとは
長期優良住宅を購入するメリットは2つあります。
1つ目のメリットは、住宅ローン控除です。
消費税が10%以上で購入した場合は最大で13年間、年末時点でのローン残高の0.7%が所得税・住民税から控除されます。
住宅ローンの借り入れ限度額は一般住宅が3,000万円なのに対し、長期優良住宅は5,000万円となっています。
2つ目のメリットは、住宅ローンの金利の低さです。
長期優良住宅では、フラット35より低金利のフラット35Sを利用することができます。
このプランには、10年間にわたって金利を引き下げられるAプランと、5年間にわたって金利を引き下げられるBプランの2つのプランがあります。
3つ目のメリットは、固定資産税の減税期間の延長です。
新築時に固定資産税が2分の1に減税される期間が、一戸建ての場合3年→5年、マンションの場合5年→7年に延長されます。
長期優良住宅を購入するデメリットとは
長期優良住宅を購入するデメリットは2つあります。
1つ目のデメリットは、定期点検です。
建築・入居した後も定期的な点検やメンテナンスをおこなって良好な状態を保つ必要があります。
維持保全計画に沿って点検を実施する必要がありますが、これを怠ってしまうと認定が取消される可能性もあります。
また、点検やメンテナンスをおこなった情報はきちんと保管しなければなりません。
2つ目のデメリットは、申請費用がかかることです。
申請費用は管轄の行政によって異なりますが、自分でおこなうと5〜6万円、代行してもらう場合は手数料も含め20〜30万円です。
まとめ
長期優良住宅とは、長期間優良な状態を保てる住宅です。
購入すると住宅ローンや固定資産税のメリットがある反面、申請費用や定期点検が必要になるなどのデメリットもあります。
長期優良住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
私たち南国殖産株式会社は鹿児島市の不動産情報を豊富に取り揃えております。
お気軽にお問合せください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓