不動産の購入を検討して情報を検索していると、まれに「買い戻し特約」が付加された物件が売り出されていることがあります。
買い戻し特約には、買主にとってのデメリットが多いため、慎重に考えたうえで購入しなければなりません。
今回は、買い戻し特約とは何か、売買時のメリットや注意点も解説します。
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買い戻し特約とは何か
買い戻し特約とは、売買契約時に付加できる特約の一種であり、一定の条件を満たすときに売主が不動産を買い戻せる権利です。
「買戻特約」や「買戻し特約」と表記されることもありますが、内容はいずれも変わりません。
買い戻し特約を付加させられるタイミングは所有権移転登記のときのみで、不動産を譲渡して債務弁済を担保するために用いられます。
たとえば、住宅ローンの支払いに困ったときに不動産を譲渡して返済をおこない、余裕が出たタイミングで買い戻すことが可能な契約が買い戻し特約です。
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買い戻し特約を付加させて売買する注意点
買い戻し特約の有効期限は最長でも10年間であり、当事者間の合意があったとしても、例外は認められません。
買主にとっての注意点は、特約の期間が満了するまでは所有権を完全に確保できず、売主の申し出があった場合は、購入した不動産を返還しなければならないことです。
特約を付加した日から10年以内に、売買代金や各種手数料が支払われた場合は、売主に不動産を返す義務が生じます。
また、所有権移転登記の情報は自動的に抹消されないため、特約の期間が満了した場合は、みずから抹消登記をしなければ、将来的な売却が困難になることも注意点です。
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買い戻し特約を付加させて売買するメリット
買い戻し特約のメリットは基本的に売主にあり、売主は最長10年間にわたって不動産を完全に手放さないまま、売却益を得られます。
住宅ローン完済などに用いる資金を調達できるため、一時的な資金を得て現況をやり過ごし、将来は自宅に戻りたいと考えている方にとって有効な特約です。
また、転売目的で購入する買主をけん制できることも買い戻し特約のメリットであり、転売防止を目的とした不動産売却にも適しています。
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まとめ
買い戻し特約とは、一定の条件を満たすことにより、売買された不動産を売主が買い戻せる特約です。
買主の注意点としては、特約の期間が満了するまで、完全な形では所有権を得られないことなどを挙げられます。
一方で、売主にはメリットが多く、不動産を完全に手放さないまま、一時的に住宅ローン返済費などを確保できます。
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