土地に建物を建てる際はさまざまな基準やルールに従う必要がありますが、とくに重要なルールの1つが建築面積です。
建築面積がどういった意味の用語なのかを理解していなかった場合、希望通りの家が建てられなくなる可能性もあるでしょう。
今回は、建築面積とはどの面積を指すのか、よく似ている用語との違いや建ぺい率とどのような関係があるのかについて解説します。
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建築面積とは？
建築面積とは、建物を真上から見たときの広さのことです。
基本的に住宅は1階の面積が一番広いので、多くの場合1階の広さがそのまま建築面積となります。
あくまで上から見た際の広さなので、建物の階数が増えたとしても基礎となる面積が同じ場合は、建築面積が増えることはありません。
建築面積のことを建坪と呼称するケースもありますが、これは建築基準法で定められた用語ではなく、異なる意味で使用される可能性もあるので注意が必要です。
バルコニーやひさし、外階段、柱のあるカーポートなどは、その構造や突き出ている部分の長さ次第で建築面積に含まれる場合があります。
一方、屋根がない駐車場や中庭などは建築面積に含まれません。
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建築面積と似ている用語の違い
建築面積とよく似ている用語として、延べ床面積や、敷地面積などがあります。
延床面積とは、各階の床の面積を合計した広さを指す用語です。
そのため、階数が増えるほど延床面積は広くなり、1階建ての平屋の場合は建築面積と延床面積は等しくなります。
バルコニーやロフトなどは延べ床面積には含まれず、そういった構造も含めた面積を指す場合は「施工面積」が使われる場合があります。
敷地面積は、建物が建つ土地全体を真上から見た際の広さを指す用語です。
そのため、斜面などに位置する土地の場合は、実際の土地の面積より敷地面積は狭くなる可能性があります。
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建築面積と建ぺい率の関係性
建物を建てる際に重要な指標の1つとして建ぺい率がありますが、これは敷地面積における建築面積の割合を指す用語です。
建築面積60坪の建物を敷地面積100坪の土地に建てた場合は建ぺい率60％、200坪の土地に建てた場合は建ぺい率30%となります。
建ぺい率は用途地域によって異なる上限が定められており、それ以上の広さの建物は建てられません。
ただし、防火地域や耐火建築物など特定の緩和条件を満たした場合は、建ぺい率を上乗せできるケースも存在します。
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まとめ
建築面積とは建物を真上から見た際の広さのことであり、構造次第ではバルコニーやひさし、外階段などもその一部として計算されます。
一方で建ぺい率は敷地面積における建築面積の割合であり、用途地域よって決められた上限以上の広さの建物は建築できません。
土地を購入する際は、建築面積と建ぺい率の違いを理解し、どの程度の広さの家を建てられるのかについてしっかり考えておきましょう。
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